複雑な携帯電話料金体系 契約の際に誰を信じれば良いのか

何年か前に総務省が0円携帯はダメだ!と言いだしたせいで昨今の携帯電話料金は非常に複雑なものとなっています。
多くのプランが、機種代を取るかわりに使用量から一定額を2年間割り引きますよというような内容になっていて、この割引条件が非常に分かりにくいのです。
今回、なぜこのような記事を書こうと思ったかと言うと、auへのMNPを検討していてショップの人すら正しくプランを把握できていなかった(しかも複数店舗)ためです。

つまり、携帯電話の料金体系が複雑なのでアドバイスを受けようとしてショップに行っても、残念ながら誰も正しくないこともあるということが言えます。
後々トラブルが発生した際にどの程度役に立つかはわかりませんが、少しでも疑問点があれば携帯電話会社のサポートセンターに電話し、対応履歴として残してもらっておきましょう

では、今回どのようなことがおこったかをご紹介しておきます。
まず、ちょうど仕事で使っているイーモバイル(現Y!モバイル)の携帯がそろそろ2年だし、各社ともかけ放題プランが出てきているのでMNPで別キャリアに移そうと思っていた時に@tanocchiさんの「auに乗り換えたら基本使用料が「3円」になった話」という記事を発見。
なんとかけ放題でもパケットを使わなければ2年間は月額1,029円。
※ただしある日突然、毎月割りの適用条件が変更されなければ
(詳細は割愛しますが、auの場合、過去にこれでやられたことがあるのでちょっと怖い)

で、某大手量販店に売価等を確認しに行った所、今なら8月末までのGRATINA 限定のりかえパックがあるとのこと。
GRATINAのりかえパック
かけ放題じゃないけど安い。
無料通話分が無くなって月額1,029円を超えるようであればかけ放題に変更すれば良いのでは?と思ったわけですが、ここはキャンペーン価格ということで毎月割りがその時点で消えるのでは?という疑問が出てきます。
そこで、au(代理店?)から来ている販売員さんに

【Q】
途中でプランを変えたら毎月割りはどうなりますか?

と質問。

【A1】大手量販店販売員さん1のこたえ
3年の毎月割りじゃなくそこだけ通常の2年のにしておけば問題ないし、プランをSやLに変えながらうまく使う方法もあります。

プランを変えながら…
かけ放題以外のプランは廃止されていくはずなのに、本当なんだろうかという疑問があり、近くのauショップへ。

【A2】某auショップ店員さんのこたえ
毎月割りは無くなります。そもそもかけ放題でパケットプラン無しの場合毎月割りが使えません。

と、明らかにauのWebサイトに書いてある適用条件と異なる回答。
結局間違いは認めたものの、auショップが信用できないという状態で再度量販店の店員さんに確認を取る事にしました。
別の日に行ったため最初の回答をくれた販売員さんとは別のかたの答え。

【A3】大手量販店販売員さん2のこたえ
au側に電話確認してみます。…3年の毎月割りから通常の2年の毎月割りに変わります。

そしてこの販売員さん、なんとしても契約に持っていこうとする。
MNPの予約番号なら電話で取れますよ!本人確認書類はお持ちですか?と必死。

つまりこれが全ての答えな気がしています。
ショップに対する販売インセンティブ(奨励金)は契約して数ヶ月使ったという実績で支払われます。
おそらく契約している販売員さんは、契約本数だけで歩合給をもらっているのでしょう。

だとすると、極論ですが売った後は知ったこっちゃないというのが彼らの本音のはずです。

auショップだと代理店である自分たちにも返ってくるので量販店ほどではないと思いますが、今回対応してくれたかたは明らかに商品知識が無さすぎます。

ちなみに、auのサポートセンターに電話して得られた正しい回答はこちら。

【A】auサポートセンター担当者のこたえ
毎月割りは無くなります。いずれ変更されるのであれば最初からかけ放題プランでの契約とされることをお勧めします。

ということで、実はMNP予約番号まで取りましたが、更新月が12月なので今慌てて乗り換える必要は無いという結論に至りました。

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